こんにちは、しょうです!
現役の塾講師です
今回の記事は生徒の単語学習や私自身の体験が
元になっています
少しでもお役に立てれば幸いです
「効率が悪い」に注目する理由は
単語の覚え方は覚えられるなら
基本的に自由だからです
自分で勉強しながらその人にあった勉強法を見つけてそれで覚えるのが一番です
だからこそ、今回はこの方法は避けるべきという
単語学習法を紹介します!
ここで単語学習の前提について先に触れますね
どう考えても大変できつい!
これが大前提です
大変でも単語を覚えたい方に向けて
今回の記事を書いています
そのことをご了承ください
この記事はこんな人向けです
・学校や塾で単語テストをしていてそこではいい点を取れてもすぐに忘れてしまう
・時間をかけて覚えているのに単語を覚えることができない
・単語帳だとわかるけど長文になると
出てこない
それでは、はじめましょう!
単語の覚え方は自由
すでに書いたように
正直、単語の覚え方にこれといった
決められた方法はありません
日本では単語帳が主流ですが
海外では単語帳は使わないのが一般的です
正解も不正解もなく一見自由に見えるんですが
間違えた方法で覚えようとすると
なかなか身につかずそのうち諦めてしまいます
私が重要だと思う避けた方がいい
代表的な効率的でない覚え方を紹介します
範囲の限定×長期間は非効率
いきなり核心についてですが
単語学習は何より反復が命です!
単語はこれ以外に覚える方法はありません
ここで記事を終えてもいいぐらいです
いや、終わりませんけども汗
学校や塾、自分で単語学習をするとき
20単語、50単語100単語のように
キリの良い数ごとに覚えたりテストしたりすると
思います
例えば単語帳を使う場合
1〜100、101〜200、201〜300
このような感じです
これを1週間単位でやっていくと
1000単語覚えるのに10週間かかります
約2ヶ月半です。2ヶ月半後に最初の100単語を
覚えていますか?
私は絶対に無理です
仮に毎回のテストで100単語全て覚えていても
2ヶ月半も経てばほとんど抜けます
みなさんが have や get などを覚えているのは
見た回数が多いからです
新しく覚える単語は「はじめまして」です
2ヶ月半後に初対面の人に街で偶然会った時に
名前を忘れているのは無理もありません
もちろんこの偶然会う街とは長文のことです
ではどうするのか
とにかく見る回数を増やすんです!
単語学習の速度
大事なのは単語学習をした時間の長さでは
ありません。見た回数です
同じ単語を10分を1度よりも
3秒を3回の方がよく覚えれます
長い時間ではなく、10分、15分といった
短い時間を繰り返すことをオススメします!
単語の暗記には集中力と体力がいるので
長くやっても効率は上がりません
個人的に良いと思う覚え方は
単語帳1冊を一気に覚える方法です
1000単語の単語帳であれば
1〜100ではなく1〜1000で
覚えるということです
それも1週間に100ではなく、1日に1000です
忙しい方や多すぎるという方は
500×2日や250×4日などでも大丈夫です
本当に厳しいという方は100×10日でもありです
ですが、出来るだけ短い期間でたくさんの単語を
反復することがベストです
とにかく短期間に数多く繰り返します
この方法は忘れること
何回も繰り返す中で覚えることが前提です
1日で1000語も覚えられるはずがありません
だからこそ気楽に行えます!
もちろん1日の中で「朝は1〜300」
「夜は301以降」のように分けても大丈夫です!
具体的な単語帳の覚え方
単語帳を使って単語を覚えるときの
大事なポイントが3つあります
これはあくまで私のオススメです!
繰り返しになりますが
自分に合ったやり方を見つけるのがベストです!
覚えたい単語以外の情報をなるべく隠す
実際の長文は文脈以外のヒントはありません
そのため単語だけを見て意味を思い出せるのが
ベストなんです!
例文で覚えてもいいんですが
生徒の中には例文の前後の単語から覚えたい単語を
覚えている人もいます
そして、前後が違う単語だと肝心な覚えるべき
単語を思い出せなかったりします
それでは長文では使えません
その単語を単品で見るだけで
意味が言えるようにしましょう!
1周目に覚える意味は1つだけ
単語を覚えるときに初めから書かれている意味を
全て覚えることはオススメできません
なぜなら頭のキャパを使いすぎるからです
初めて見る単語は1つ意味を覚えるだけでも
大変です
それなのに2つも3つもの意味やその単語を使った熟語まで覚えていてはいくら容量があっても
足りません
2つ目の意味はしっかり覚えた単語を2周目で
見るときに覚えれば十分です
そもそも意味が複数書かれている単語であっても
似た意味のことが多いです
例えば have です
I have a pen.
私はペンを持っています。
I have a dog.
私は犬を持っています。
↓
不自然
↓
私は犬を飼っています。
have を「持っている」と覚えていれば
「飼っている」の意味は覚えなくても
文章は読めます
むしろこの「持っている」を「飼っている」と
変換する能力こそ重要です
これができれば単語を覚える数がグッと減ります!
まずは単語帳に乗っている全単語の意味を
1つ言えるようになりましょう!
2秒以内に言えるようにする
◽︎ improve 動 改善する
◽︎ modest 形 控えめな
◽︎ patiently 副 我慢する
◽︎ adequate 形 十分な
◽︎ factor 名 要因
単語帳の1ページだと思ってください
それぞれの単語を2秒以内に言えることを
目標にしてください!
欲を言えば理想は1秒以内です
「生徒にこの単語の意味は?」と聞くと
「えーっと、知ってます知ってます
ちょっと待ってください、そこまで来てるんです」
とすごい時間がかかることが多いです
仮にその後に言えても言えなくても同じです
厳しいようですが長文では役に立たない
レベルの定着ということです
1文に単語帳の単語が3つ含まれていて
その都度思い出していては試験内に終わらなくなってしまいます
つまり、2秒以内に言えなければその単語を
覚えたことにはなりません
上の単語例で言うと、右側の日本語訳を隠して左の単語の意味を2秒以内に答えていきます
わからない単語はすぐに意味を見てください
そして隣にチェックでもいれておくと次の復習時にわかりやすいです
このような簡単なテストを繰り返し行うことが
反復学習ではとても効果的です
〜意味がわからなかった単語の覚え方〜
テストとは別の時間で2秒以上使って
覚えてもいいですし
繰り返し2秒以内のテストを行う中で
覚えてもOKです!
実際のところテストを繰り返すうちに
大半を覚えてしまうものです!
それでも覚えられない単語をまとめて
暗記するのもありですね!
具体的な単語の覚え方まとめ
・単語を見ただけで意味が言えるようにする
・覚えたい単語以外の情報はなるべく隠して覚える
・1単語につき2秒以内で意味を言えるようにする
・1周目は意味を1つだけ覚える
正直、1周目は地獄です
わかる単語が少なく、わかる単語とそれ以外を選別しなければいけないからです
しかし
2周目以外はぐっと楽になります!
1周目で全ての単語に目を通していますし
2周目ですでに1周目よりも覚えているからです!
続ければ続けるほど楽になります
なんとか最初を乗り切ってください!
質問がある方は
なんでも気軽に質問してください!
まとめ:単語暗記は反復が鍵
・多数×短期間での単語学習が大事
・単語を時間ではなく回数を増やす
・実際に長文で使える単語の覚え方をする
単語を覚えるのはやっぱり大変です
何度見ても覚えられない単語は誰にでもあります
でもgoodを覚えていない人はいません
見る回数さえ多ければどんな人であってもどんな単語でも
覚えることができます!
今回の記事がみなさんオリジナルの単語学習法の参考に
なれば嬉しいです
ではまた!
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