こんにちは、しょうです!
中学生から浪人生までの英語を担当している
現役塾講師です
今回は英語の5文型の第1文型について詳しく
解説していきたいと思います

正気か?第1文型だけで記事一つ書くというのか?
今日学校の授業で
ほとんど触れられすらしなかった
あの第1文型を!?
そうです。第一文型のみです!
第1文型は
学校だとほとんど解説されないと思います
「第1文型はSVです」これぐらいですよね
でも実は英語の基本を学ぶことが出来ます!
第1文型を学ぶことで3つのメリットがあります
・自動詞と他動詞の違いがわかる
・There is/are の使い方がわかる
・他の5文型が理解しやすくなる
でははじめましょう
第1文型と副詞の追加
もちろんSVです
主語と動詞ですね
I run.
you swim.
She walks.
これが第1文型の文章です
英語の例文を考えるときは最小の単語数の例を
考えるとわかりやすいです
第1文型はSVなので最少は2単語です
これは他の5文型でも他の文法でも同じです
第2、3文型はそれぞれSVC、SVOなので
最少は3単語で作れます
第4、5文型はそれぞれSVOO、SVOCなので
最少は4単語で作れます
小学1年生に足し算を教えるときにいきなり
17+19を例に出さないですよね?
普通は1+1です
いきなりそんなのを出されたら、

く、くり上がりの足し算
しかも二桁、、
この教師、正気じゃねえ
となります。やめておく方が無難です
では次の英文は第1文型でしょうか?
I ran in the park yesterday.
これも第1文型です!
1+1を繰り返しても仕方ないので
繰り上がりも学びましょう
in the park や yesterday は副詞です
文章のメインとなるSV以外に
副詞であればいくつ追加してもOKなんです!
副詞は動詞を説明する働きを持っています
上の文で確認すると
公園を→走った
昨日→走った
のようにしっかり動詞を修飾していますね
なんと、
英文は全て副詞をいくつでも
追加できます!
コラム:yesterday は副詞なの?

yesterday がなぜ副詞なのか疑問に思った方もいると思います
Yesterday は副詞と名詞の使い方が
あります
それぞれ見てみましょう
副詞
We hung out yesterday.
私たちは昨日遊びました。
名詞
It has been raining since yesterday.
昨日からずっと雨が降っています。
「似てる、、、違いがわからん」という
お気持ちお察しします
似過ぎなんですよ本当に。ですが!
文法で見分けることができます!
副詞は前で言ったように
動詞を説明するのは副詞です
昨日→遊んだ
ということから1つ目の文のyesterdayは副詞とわかります
名詞の文を確認すると
❌昨日→雨が降っている
⭕️昨日→から→雨が降っている
昨日は動詞を説明していないことが
わかります。「から」に繋がってますね
「から」は since が表しています
なので since の使い方を考えます
since の品詞は前置詞です
前置詞の文法(これめっちゃ大事です)
として、前置詞の後ろは名詞という
ルールがあります
このことから2つ目の yesterday は
名詞であるとわかります
難しいですね
細かくわかっている必要はありません
yeterday は基本的に副詞で使う
これだけを覚えておけば問題ありません!
× Yesterday was rainy. (名詞 yesterday)
とは言わないんです
○ It was rainy yesterday. (副詞 yesterday)
のように言います
こんな感じで基本副詞です
The Beatlesの「Yesterday」の品詞は?
yesterday の品詞を知ったからには誰しもが気になって夜も眠れない疑問ですね

普通に考えればタイトルなんで
名詞、、、
ですが、歌い始めの
Yesterday~♪は副詞なんですよ
個人的には副詞の方がオシャレという
イメージです
名詞は単語で完結します
「昨日」
という感じ
副詞は何かを説明する品詞なので
完結しません
「昨日、」
という感じです
余韻と趣がある
正しくはどっちなのかわかりませんが
個人的には、副詞に一票ということで
詳しくわかる方は是非教えてください
SVの V は自動詞
自動詞、他動詞という言葉を聞くとぎくっとする方も多いと思いますが難しくはありません
詳しくはまた別に記事を書きますのでそちらを
見てみてください!
動詞には分け方がいくつもあります
そのうちの1つが自動詞と他動詞です
自動詞と他動詞は動詞の使い方のことです
自動詞と他動詞の違い
【自動詞】は後ろに名詞を取れない
という動詞の使い方です
ただし前置詞を置くことで名詞を置くことができます
例)go、listen、wait、look
My father looks at the picture.
私の父はその写真を見ています。
Bob is waiting for Hanako.
ボブは華子を待っています。
このように動詞+前置詞+名詞の形で使う動詞が自動詞です
look at や listen to、 go to のように
学校で覚えたと思います
それは自動詞はそうやって覚えた方が
使いやすいからです
自動詞は主語+動詞で前置詞をつけずに
終わりでも大丈夫です
【他動詞】は後ろに名詞を置かなければいけない動詞の使い方です
例)get、have、want、take
I have a pen.
私はペンを持っています。
She wants a new car.
彼女は新しい車が欲しい。
このように動詞+名詞で使う動詞の使い方を他動詞といいます
他動詞は必ず名詞が必要です
なので、
I have は間違いです
必ず、I have a pen.
のように名詞が必要です
この名詞のことを目的語と言います
すでに上で書きましたが、自動詞と他動詞は動詞の種類ではなく動詞の使い方です
goは自動詞で、haveは他動詞のように
動詞ごとに自動詞、他動詞と分けることは正確ではありません
なぜなら1つの動詞で自動詞、他動詞
どちらとしても使える動詞がたくさんあるからです
「 run 」がいい例です
run は自動詞では「走る」を意味しますが
他動詞として「経営する」という意味が
あります
ちょっと複雑な話になりましたね
ただ自動詞、他動詞はかなり重要な
知識なので覚えておいて損はありません
長く長くなりましたが
ここで解説したかったのは
第1文型の動詞は必ず自動詞であるということです
ちなみに、、、
他動詞は必ず名詞(目的語)を取らないといけません
目的語は記号だと O です
第1文型 S V
第2文型 S V C
第3文型 S V O
第4文型 S V O1O2
第5文型 S V O C
O が入っているのは、第3、4、5、文型です
つまり
この3つの文型の動詞(V)は他動詞ということです
There is/are〜 も第1文型
よくthere is 構文と言われますよね
ここは第1文型とセットで学習すべき大事な
範囲です
there is 構文なしで英語学習を進めるのは
蝶ネクタイ型変声機なしで事件現場にいくような
ものです

there is 構文は「〜がある/〜がいる」と訳します
thereを訳さないことがポイントです
肝心なのは、その形です
例文にて見てみましょう
There is a dog under the table.
机の下に犬がいます。
なんと、thereは主語ではありません!
主語(S)は a dog です
動詞(V)はもちろん is です
「そんなの気持ち悪い」と思われるかも
しれませんが
仮にthere が主語だとしたら
動詞が isやareに変わるのはおかしいですよね
There are two dogs under the table.
机の下に2匹の犬がいます。
この文の動詞がareと複数形になっているのは
thereに合わせているのではなく
two dogsに合わせているからです
これは倒置といってthereを先頭におき、後ろの
主語と動詞の順番を入れ替える文法です
thereは副詞なので is や are を説明します
ですがこのthereは訳しません!
ここだけはご注意ください
ちなみに under the table は副詞です
これは上で解説したようにいくつ追加しても
大丈夫な副詞です!
わからないことがある方は
どんどん質問してください!
まとめ:SVを学ぶといろんなことが学べる
・英文にはいくつでも副詞を追加できる
・SVのVは必ず自動詞
・There is/are は動詞の後ろが主語
「5文型」として SV を勉強すると、ほとんど
触れずに他の文型を詳しく扱うと思います
ですが「第1文型」として学ぶと英語の重要な
要素が詰まっていることがわかります
他の英文法にも深く学ぶと新しい発見が
たくさんあるはずです
是非、皆さんも文法を深掘りしてみて下さい
きっと面白い発見ができると思います!
ではまた!
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